梧井洞宣教師村は1955~1958年の間に建てられた宣教師の住宅7軒がある所で、最初(1955年)に建てられた北側の3棟が文化財に指定されました。1990年代初め宣教師が韓国を離れた後、今は韓南大の設立者William Alderman Linton(1891~1960、韓国名「印敦」)を記念して印敦学術院を開院して遺物を保管、展示しています。
この建築物は1950年代の国内の時代相が反映されたもので、赤いレンガに韓式屋根をのせた点や、主な進入が玄関に集まる点など西洋人が韓国の建築様式を導入した独特の様式で注目されています。解放直後から1950年代末まで建てられた近代記念物が1970年代以降の開発期に一番最初に消えていったという事実に照らしてみると、梧井洞宣教師村が与える意味は非常に大きいといえます。
また、周辺には建築物の他に樹齢50年以上の樹木があり、森にはハイタカ、コノハズク、アオバズクなど天然記念物3種と50種余りの鳥類が生息している小生物圏地域が成り立ち、自然状態がよく保存されている所です。