宝物第209号の同春堂は孝宗のとき兵曹判書だった宋浚吉が自身の号「同春堂」をつけて建築した別堂で、北西には宋浚吉の故宅である舎廊棟と母屋・祠堂などが独立した建物で建築されています。
同春堂は正面3間、側面2間の一文字形の平面になった一重入母屋造りで、前面を広く整えた石で積んだ単層基壇の上に、整えた礎石を置き、方柱を立てて柱頭なしで直接丸い桁を支えた、ミンドリ家様式です。
同春堂公園は宋村宅地開発事業のとき、同春堂一帯を公園化(約1万 7千坪)して造られた名品公園で、同春堂前一帯に広い庭と池を造成して近隣アパート住民の休息空間として愛されており、毎年秋に伝統文化に対する関心と理解の拡散と区民和合のために「区民の日および同春堂文化祭」が開催されています。